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中国MP3プレイヤー市場が大幅縮小 (2008年09月03日)
中国で最高レベルのリサーチ・コンサルティング事業を行う賽迪顧問股份有限公司(CCID Consulting香港株式市場コード:HK08235、以下「賽迪顧問」という)が07年7月発表した最新のデータによると、上半期、中国におけるオーディオ機能のみ搭載型のMP3プレイヤー市場が前年より大幅に縮小したことが明らかになった。
ポータブルプレイヤー製品および消費者ニーズの多様化により、基本的な機能のみのプレイヤーはもう消費者のニーズを満たすことができなくなってきており、映像機能付きMP3やPMPプレイヤー部門への移行に取り組むメーカーが増えている。現在、オーディオ機能のみ搭載型MP3プレイヤーの市場はブランドへの依存度が高く、主にapple、サムスン、ソニーなどの大手MP3メーカーに集中している。 2007年上半期、中国のオーディオ機能のみ搭載型MP3プレイヤーの販売量、売上高共に去年より大幅に下落した。賽迪顧問が発表した最新の「2007年1-6月中国オーディオ機能のみ搭載型MP3プレイヤー市場研究報告書」によると、2007年上半期の中国MP3プレイヤーの市場総販売量は前年同期比52%減の119.3万台、売上高は前年比58.9%減の6.2億元となっている。 2007年上半期中国オーディオ機能のみ搭載型MP3プレイヤー市場の出荷状況 ![]() 【“メガ”容量MP3のシェアの衰退】 オーディオ機能のみのMP3製品の低価格化と日ごとの大容量化に従って、市場構造に大きな変化が生じた。2007年1-6月、メモリが256Mと512MのMP3プレイヤー(オーディオ機能のみ)が、MP3プレイヤー(オーディオ機能のみ)全販売量に占める割合は次第に低減している。メモリ1GのMP3プレイヤー(オーディオ機能のみ)がすでに市場の主流となっているのである。 ![]()
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コラムニスト | CCID |
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最終更新日 | 2012-11-14 |