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中国携帯電話の販売量、1.5億台を超える (2008年09月03日)

 賽迪顧問の最新報告「2007年上半期携帯電話市場研究報告書」によると、2007年携帯電話の年間販売量は、伸び率がやや低下するものの、同期比26.9%増の15139.9万台となる見通し。下半期の携帯電話市場動向は次の通りである。



 【携帯電話会社のカスタマイズ携帯電話の成長に伴い、産業の統合が加速】

 各携帯電話会社の取り扱いデータの増加に従って、カスタマイズ携帯電話販売の比率は年々上昇している。賽迪顧問は、2011年には、カスタマイズ携帯電話のシェアは27%を上回ると予想している。3Gネット通信は、大容量化と通信速度の高速化をもたらし、たとえばビデオ、マルチメディアなど、更に多くのアプリケーションが生まれる。これらのアプリケーションに対しての消費者の認知度がまだ比較的低いため、メーカーはカスタマイズ携帯電話に力を入れなければ、発展は遂げられないだろう。2.5G時代のカスタマイズ携帯に比べ、3G製品はハードウエアからソフトウェアに至るまで消費者の要求が高く、カスタマイズ携帯電話の成長をさらにおし進める要因となっている。

 カスタマイズ携帯電話の市場規模拡大に伴い、携帯電話会社の通信産業界における支配力が更に顕著となっている。カスタマイズ規模を拡大すると、同時にその業務レベルが既成のものよりも高くなるため、端末メーカーにおける携帯電話の研究開発、設計に大きな変動が生じる。したがって、端末メーカーに対するコントロールと指導力も一層強くなるのである。

 【発展の見込み大のGPS携帯、来年正式立ち上げへ】
 
 2007年、GPS機能付携帯電話は各方面で関心を集めており、多くの携帯電話製造企業と設計企業が数多くのGPSナビ付携帯電話を発表している。ノキアは世界市場向け、その第1台目のナビ携帯電話N95を発売。サムスン、ベンク・シーメンス等のメーカーもGPSナビ携帯を今年のマーケティングの中心に据えることを宣言した。国内ブランドの夏新、宇竜酷派等のメーカーも独自のGPS機能付携帯を発表。それをきっかけに、中国モバイルと中国聯通が携帯電話ナビゲートサービスを開始した。携帯電話会社2社はデジタル地図メーカー、携帯電話とチップ・セットのサプライヤーと契約を結び、GPSをモバイル市場に導入することを図る。専用の個人ナビ機器(PND)に対し、GPS携帯電話は無線ネットを通じて地図情報を受信し、ナビサービスを提供する。賽迪顧問のデータによると、現在GPSナビ付携帯電話のシェアは2.3%だが、3Gの発展に伴うGPS携帯電話の安定成長が期待されており、2011年には、そのシェアは20%に達するであろう。


コラムニスト CCID Ccid
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最終更新日 2012-11-14

 

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