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3Gが通信用電源市場を牽引 (2008年09月03日)

 通信用電源は全ての通信ネットを支える重要なインフラである。電話会社等の通信業務運営会社だけではなく、通信機器メーカーも主な買い手となっている。賽迪顧問が発表した最新の「2007年上半期中国通信電源市場研究報告書」によると、市場全体の販売量は20.8万台、売上高は22.8億元に上った。また、第1四半期の売上高は9.6億元、第2四半期は第1四半期より37.5%増の13.2億元となっている。賽迪顧問の調査により、増加の主な原動力は、通信運営ネットを新しくしたことと、3Gの試験的導入であることが分かった。



 地区別では、華東市場は既に中国通信用電源の消費の中心地になっている。華東、華北、華南の3大地区はその他の地域より消費量がずっと高く、中国市場の消費を牽引している地域と言える。東北、華中、西北、西南の4地域は、大幅な成長を遂げたものの、全国平均より伸び率は低い。この状況は各地の経済レベル、通信ネットの普及度等の要因によるものであり、この格差はしばらく続くだろうと予想される。

 中国の通信用電源市場では、2007年上半期、-48V製品が依然として主流で、+24V製品は主に旧設備の更新時に用いられる。発展状況は、次に示す通りであり、-48V電源のシェアのさらなる拡大と同時に、通信業務運営会社と機器メーカーが購入することにより、2007年上半期の売上高は19.5億元、販売量は16.7万台、+24V電源の需要を大幅に上回った。



 通信機器の大量購入を受けて、中国通信用電源市場を取り巻く外部環境がさらに整備されるなど、賽迪顧問は先の見通しは明るいとしている。重要な技術方面についても、今後も進展が見込まれるので、中国通信用電源市場の成長を支える原動力となるだろう。




コラムニスト CCID Ccid
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最終更新日 2012-11-14

 

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