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上半期、ノートパソコンの販売量250万台超え (2008年09月03日)
賽迪顧問(CCID)が発表した最新の「2007年1-6月中国デスクトップパソコン市場研究報告書」によると、家庭用市場および中小企業ユーザーの影響を受け、上半期のデスクトップパソコン販売量の増加率は13.6%、前年同期に比べ小幅アップとなった。また、銀行システム端末機器のブランド機への切り替えが、デスクトップパソコン販売量の増加に大きな影響を及ぼした。また、ノートパソコンは依然として市場で注目されている。特に持続的な低価格化、コストパフォーマンスの上昇を受けて、家庭向けの販売量は新高値を達成しており、ノートパソコンの全PCs市場に占める割合は20%に上る。証券業務の回復、および3Gネットの試作、サーバー市場の成長においても、新しいチャンスをもたらすのである。
デュアルコア(CPU)とVista(OS)の登場に伴って、PCs製品モデルチェンジのピークを迎えている。(賽迪顧問の調査による)「個人資産管理騒動」の盛り上がりも、PC製品に新しいビジネスチャンスをもたらすので、セキュリティとアプリケーションがPC販売時においてのポイントとなっている。PC販売の安定成長期以降は、単なる製品販売ではメーカーの成長を支えることができなくなり、市場を占拠しようとすれば、必ず「アプリケーションPC」の理念を導入し、PCの販売を「ソリューション」に移行しなければならない。サービス化製品、ソフトウェアサービス化などに比べ、ハードウエアの「実用化」は表に出るメリットは小さいかもしれないが、少しずつ広まっている。たとえば、PC上でデジタルセンター、ゲーム、教育、マルチメディアなどのアプリケーションを加えると、取引先に多様な共有リソース又はソリューションを提供することが可能になる。聯想、方正、同方などのメーカーを含む諸メーカーはアプリケーション部門でその技術の高さを十分に発揮している。夏期商戦は7月からだが、大多数のメーカーは6月よりマーケティング活動を始めた。セキュリティとアプリケーションはすでにPC販売のセールスポイントとなっているのである。
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コラムニスト | CCID |
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最終更新日 | 2012-11-14 |