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3G、中国モバイル産業を牽引 (2008年09月03日)

  【上半期モバイル市場は安定成長】
2007年上半期、全世界3G市場と国内2.5G端末市場の高度成長に伴い、国内移動通信端末(モバイル)産業は生産・販売共に盛り上がりをみせている。CCID(賽迪顧問)「2007年H1中国モバイル産業研究報告」によると、今年上半期の市場の販売量は2.5億だった。GSM市場でも、従来製品と共に3G製品が大幅に上昇、出荷数も産業全体の15%を占めた。国外メーカーが依然として優勢だが、中興を初めとする国内メーカーも優れた実績を残し、欧米主流の3G分野に参入してきている。


【注】:本書中の「モバイル」とは、移動通信ネット上で使用できる製品のこと。具体的には、GMS携帯電話、CDMA携帯電話、3G携帯電話、PHS、データカード(無線ネットボード)、固定台(無線固定電話)五大製品などがある。デュアルモードとマルチモード端末は市場に応じて、以下のように分類される。CDMA/GSMのデュアルモード端末→CDMA携帯電話。3Gのデュアルモード、あるいはマルチモード端末→3G携帯電話、PHSデュアルモード端末→PHS。

  【3Gによる端末産業のアップグレード、市場は調整期へ】
 「2007年H1中国移動通信端末(モバイル)産業研究報告」によると、2007年上半期、ノキアを初めとする4大海外メーカーは、全世界2.5G市場での成功経験を生かし、依然としてモバイル出荷数トップ4を保っている。同時に、3G端末の市場開放に伴い、従来の2.5G世代の端末の、特にGSM市場を重点に置いた設備メーカー(中興通信など)が、販売量を急速に伸ばしてきている。3G端末の販売量は4年前のゼロから2007年上半期には百万件にまで達した。同様に、国内モバイル市場でも2007年6月末現在、中興通信の市場占有率は国内他ブランドを大幅に上回る4.8%を達成し、国内ブランドの第一位となっている。


  【2007年、中国モバイル5億を突破】
 CCID(賽迪顧問)は、全世界3G市場と国内においての3G商品化開始に伴い、2007年国内各規格のモバイル出荷総量は5億台を突破する、と予測している。その中で、3G製品は同期比3ケタ増の8000万台を達成する見込みである。

コラムニスト CCID Ccid
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最終更新日 2012-11-14

 

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