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07年中国薄型テレビ《B2C白書》と《B2B青書》 (2008年09月03日)

 CCID(賽迪顧問)は9月18日に自社ビル10F維新閣にて、“中国薄型テレビトップフォーラム2007及び第3回中国薄型テレビB2B、B2C満足度調査報告会”を行った。フォーラムのテーマを「薄型テレビ新モデルの探求」として、各業界の著名な記者を招き、薄型テレビ業界について深く掘り下げ、討議した。国内で一番早く家電業界に注目し、半年近くかけて緻密な調査を行って来たCCID(賽迪顧問)が、今回発表した《2007中国薄型テレビB2C満足度調査白書》(以下、「白書」)及び、《2007中国薄型テレビB2B満足度青書》(以下、「青書」)は、大きな反響を読んだ。

 白書では、消費者調査による多くの価値あるデータを基に、専門コンサルタントが分析した消費者動向と業界の特徴が述べられている。調査期間半年、調査地域は7大地区(華北・華東・華中・華南・東南・西南・東北)、部品や販売ルートなどについても調査を行った。街頭インタビュー、専門家への相談、電話アンケートやネット調査など様々な手段で得た有効なサンプル量は8523件にも上る。

 その中で、薄型テレビを買う際消費者が最も注目するものは「画質」ということと、それが薄型テレビ需要の隠れた原動力となっていることが明らかになっている。「アフターサービス」も注目要素の1つなので、規範の統一等を早急に整備していかなければならないだろう。また、「オリンピック」が購買意欲をあおり、ブームを巻き起こしているという現状も明らかとなっている。

 青書では、業界ごとに注目要素が異なることが示された。金融、電気通信、高級ブランドチェーンなどは、購入時ブランドやデザインを重視し、価格はその次である。一方、不動産、飲食業界などは、価格重視である。また、市場に占める大画面液晶の比率も増加してきている。現在、ビジネス用薄型テレビ市場では22-27インチの小型が主流だが、液晶テレビの価格低下に伴い、ホテル、証券業界では32インチ以上の大画面液晶の導入も進んでいる。

 また、専門家の審査を経て、調査データを《2007年中国薄型テレビB2B、B2C満足度調査結果》としてまとめた。この中で各社に贈られた賞は、以下の通りである。

◇人気No.1:康佳、上海広電   ◇社会責任賞:サムソン、長虹   ◇宣伝・マーケティング賞:LG電子、TCL   ◇成長率No.1:清華同方   ◇技術革新賞:康佳、海信(いずれも国産ブランド)   ◇最高品質賞:シャープ、創維   

【業界応用部門】
◇サービス満足度No.1:松下、 LG電子   ◇最高品質賞:松下、フィリップス  ◇最良価格賞:ハイアール、日立   ◇オリンピックマーケティング賞:サムソン、長虹(スポーツマーケティングの成功による。)


コラムニスト CCID Ccid
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最終更新日 2012-11-14

 

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