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２００７年上半期 中国デジタル映像市場 (2008年09月03日)
| ２００７年８月、中国屈指の市場研究・経営管理コンサルタント機構であるＣＣＩＤ（賽迪顧問）が発表したデータによると、２００７年上半期の中国のデジタル映像市場は引き続き順調に発展している。デジタル映像関連製品の価格が下がり続けていることに加え、大手メーカーが積極的に市場開拓を行っていること、製品性能が日々向上していることにより、市場は引き続き堅調に発展している。
ＣＣＩＤ（賽迪顧問）は、２００７年上半期の中国デジタル映像市場の特徴を以下４点にまとめている。 【１、市場が引き続き拡大、昨年同期比で２６％増】 中国の潜在市場からすると、現在のデジタル映像製品の基数は依然小さく、市場はまだ飽和状態というにはほど遠く、２００７年も引き続き伸びている。ＣＣＩＤ（賽迪顧問）市場監視測定データでは、２００７年上半期、中国デジタル映像市場の販売量は４４８．５４万台（２００６年同期比２６．０％増）、売上高は１１８．１５億元（同１５．５％増）となっている。   【２、デジタルカメラ分野では、キャノンが引き続きトップ、愛国者（ａｉｇｏ）もトップテン入り】 ２００７年上半期、中国デジタルカメラ市場の構造に大きな変化が生じた。キャノンは市場シェアトップの地位を更に固め、市場シェア額は２００６年上半期の２５．７％から２００７年上半期には２６．５％に伸び、第二位のソニーを更に引き離した。 ソニーも中国デジタルカメラ市場シェア第二位のポジションを保ち、サムソン、コダック、ニコンがそれに続く。中国ブランドの愛国者（ｉｇｏ）は低価格という優位性やブランド宣伝力、独自のルートを開拓するという努力の結果、中国デジタルカメラ市場トップテン入りし、同期の伸び率ではトップになった。  【３、デジタルビデオは、市場集中度が高く、サムソンが上半期のトップに】 ２００７年上半期の中国デジタルビデオ市場のブランド別シェアでは、依然、ソニー、パナソニック、キャノン、サムソン、ＪＶＣを代表とする５大主力メーカーで９７％以上を占める。うち、ソニーの上半期販売量は３０．８３万台で、４３．１％という圧倒的な優勢状況で市場シェアトップとなった。パナソニックは第二位、サムソンは２００７年上半期の中国デジタルビデオ市場で大きく伸び、第四位から第三位に浮上し、上半期の販売台数は９．２０万台、市場シェア額は１２．９％となった。キャノンは２００６年上半期には第三位だったが、２００７年上半期には第四位へ後退。ＪＶＣは変わらず第五位をキープした。  【４、高画素ＤＣの伸びが顕著、ＨＤＤ ＤＶも急速に発展】 ２００７年上半期の中国デジタルビデオ市場を見ると、製品や販売ルートが改善されるにつれて、価格が下がり、製品構成も急ピッチでハイレベル化している。 ２００７年上半期、中国デジタルカメラ市場製品の画素数別構成を見ると、６００～６９９万ピクセルの製品が圧倒的に多く、依然として市場の主流を占め、市場シェアは４６．８％に達している。６００万画素以下の製品は価格的には強いが、市場が製品の性能アップを求める状況下で、この種の製品の売り上げは徐々に落ちており、市場比率は２００６年上半期の５１．２％から１２．１％に下がった。また、画素数の高い製品が豊富に出回り、価格が下がるにつれて、７００万ピクセル以上の製品も徐々に増えている。 ２００６年上半期と２００７年上半期の画素数別データを比較すると、６００万ピクセルが一つの境界線になっている。６００万ピクセル以下のデジタルカメラは、いずれもマイナスの伸びになっているが、６００万ピクセル以上のデジタルカメラはいずれも伸びており、なかでも、７００～７９９万ピクセルのデジタルカメラの伸びが最も顕著である。  ２００７年上半期の中国デジタルビデオ市場を製品タイプ別に比較すると、中国のＤＶ製品はよりバラエティになり、かつバージョンアップが進んでいる。特にＨＤＤ ＤＶの成長が早く、市場比率も昨年上半期の４．９％から今年上半期には１３．８％に伸びた。 ２００６年上半期及び２００７年上半期の製品タイプ別データでは、Ｍｉｎｉ ＤＶ市場がマイナスの伸び。ＤＶＤ ＤＶやＨＤＶは大きく伸び、ＨＤＤ ＤＶは価格低下やメーカーの努力により、市場の伸びが最も速く、昨年同期比で２３８．０％と伸びた。 
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| コラムニスト | CCID |
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| 最終更新日 | 2012-11-14 |