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CCID(賽迪顧問)業務改革、奏功 (2008年09月03日)

 中国国内初の上場コンサルティング会社であるCCID(賽迪顧問)は、その国内市場を順調に拡大しており、2006年末に業務レベルを更に上げたことで、大幅な利益を生んでいる。2007年度第1~第3四半期の財務データによると、収入の伸び率16.1%、主要業務に至っては、51.5%にも達した。

 CCIDのこの業績アップは、業務革新が功を奏したと言える。2006年度末より、以下のような戦略のモデルチェンジに成功しているのである。ICT市場においての地位を確立するために同業界関連業務に力を入れ、業務戦略、情報化、ブランド戦略、企業文化、HR管理、投資・融資など付加価値の高い各種コンサルティング業務を通じて、総合競争力をレベルアップさせてきた。同時にCCIDは、IT業界での豊富な実績を生かした、ITコンサルティングを通じて各業界への浸透力を深め、エネルギー、金融、製造、交通などの業界でのコンサルティング業務においても成功を収めている。2007年第3四半期に至っては、ICT関連の主要業務において、227.4%という大幅な成長を遂げ、コストコントロールなどにより、会社全体の利潤も前年同期比646.5%増であった。

 また、2007年初めよりICT産業・市場の追跡調査に基づいた、政府(中央情報産業省から各地方政府まで)へのサービスにも力を入れている。情報産業計画や都市計画について、広東、江蘇、四川、安徽などの省政府や市政府と協力し、専門的なサービスを提供している。なかでも、深圳市福田区政府が計画・実施した、中国初の電子部品・携帯電話・デジタル製品・IT製品の四大価格指数を示した「華強北(深圳の商業地区)・中国電子市場価格指数」は、2007年深圳ハイテク交易会の目玉として、全世界に発表された。これにより、華強北は国内電子市場での主導的立場をいっそう確固たるものとし、デルタ地帯、中国全土のみならず、世界の電子製品(特に電子部品製品)の価格決定において、発言権を強めることとなった。このように深圳市情報産業がハイエンド集団へと更に発展し続けるためには、デルタ地区の構造改革を進めることが、不可欠なのである。

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発行者:賽迪顧問股份有限公司(CCID)
  • データ:同上、2007年5月
  • 邦訳者:日中ビジネス推進フォーラム(WJCF) 越本早苗
  • 著作権:全てCCID日本事務所に帰属します。無断転載を堅く禁じます。

  • コラムニスト CCID Ccid
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    最終更新日 2012-11-14

     

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