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中国No.1スーパーマーケット、RTマートの強み(第十話) (2013年08月02日)

 工場生産管理のプロフェッショナルがスーパーマーケットを作ったら?

 董事長が工場の出身。経営と管理、それに関わる細部に対してもロジカルに効率的な形を求めたらRTマートのような店ができるのかもしれない。そう思ってこの連載を読んでおられた方も多いのではないだろうか?RTマートは、まさしくそのようにしてできた企業である。小売をまったく知らなかった紡績工場の管理責任者が、総責任者となり小売店舗を立ち上げる。工業化管理を基本とした店舗と、そのための本部オペレーションの構築。コストと効果を検証しつつ、最適化を求め続ける。工場の生産管理は細部が命である。綿密なデータを集計してパーツが合格であるかどうかを判定する。その手法を小売業であるRTマートの管理に転用し、データ誤差管理、標準化管理を徹底していく。管理のベースとなるのは全て数字。各店舗の販売実績データがリアルタイムに見られることは当然であり。本部の定型作業として、毎日AM6:30にIT部門が数表をプリントアウトし、商品部、店舗運営部、カスタマーサービス、総務など各責任者に直接配布する。日々の数字の変動を把握させる。目標数字の進捗状況を各責任者に自覚させる。「数字を見ろよ」と。その情報の源泉はどこにあるかと言えば、商品のバーコードシールにある。ここから商品情報や店舗運営情報が読み取れるように登録されている。例えば、陳列フェイス数、陳列積み上げ高さ、最低陳列数、品質保証期間、商品分類、商品基本情報など。そして次に、商品がどのように動いたか(商品動態)を追いかける。物流倉庫への入荷→店舗への入荷→レジの通過。データ入力された商品を通じて動態データをすくいあげる。会員カードで蓄積した顧客データ。商品のデータ。各店のデータ。この3つのデータを単純化して整理し、再構築しなおす。ここから生まれてくるのは、未来の売上をつくるための情報。どの店でどの価格帯のどの品種の商品が売れる、、、続き>>>

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コラムニスト 富井 伸行 Tomii
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最終更新日 2013-02-23

 

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