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「時事速報」(JIJI News Bulletin)ではほぼ毎週… (2014年02月08日)
「時事速報」(JIJI News Bulletin)ではほぼ毎週木曜日、日系企業の中国進出速報を掲載している。1月30日付けの内容を見ると、進出企業数は9社である。もちろん、この数字は一通信社が会社IRニュース等の企業公表を集めた情報なので実際の進出数はこれ以上であろう。ちなみに直近の1月24日付けのASEAN+インド進出速報では進出日系企業数は15社である。
9社の中でも日本電気硝子(NEG)の2014年上半期に設立予定の子会社の情報が目立つ。資本金は全額独資の250億円、設備投資は約700億円。興味を惹かれたので、関連情報をNEGのホームページで調べてみた。 FPD(Flat panel display)用ガラスの世界大手であり、特に液晶用ガラス基板では世界シェアの20%を製造しているNEGは現在、既に上海と広州に2つのFPD用板ガラスの加工拠点を展開しているが、今回厦門に設立予定の工場をFPD用板ガラスの熔融・成形拠点とし、中国国内において一貫生産体制を確立しながら中国市場のニーズに積極的に対応していくことを図っていきたいという。 政治対立が続き、日中関係は一見解決の糸口も見えない中での決断。国際ビジネスに長けている勝ち組は中国市場での積極的な姿勢を変えていないのである。 多くの経済学者や企業経営者も指摘しているが、これからも日中の経済交流は切っても切れないものであろう。また、アベノミクスの成長戦略のカギも、リーノミクスの実現も日中関係の正常化にある。企業の経営者もこういう時だからこそセンセーションになりがちのマスコミに左右されるのではなく、現地の生の情報収集に徹しながら自社に適う海外戦略を練るべきである。 |
コラムニスト | 文 彬 |
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最終更新日 | 2011-08-20 |