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暦が変わっても「政冷経熱」の日中関係が・・・ (2007年03月04日)

 暦が変わっても「政冷経熱」の日中関係が続いているが。この「政冷」を打破するのは文化の力を借りるしかないというのが筆者の持論である。ヨン様ブームですでにその可能性は実証されている。

中国では「非常村上」という流行語がある。すっごく村上、村上春樹作品の熱烈なファンという意味である。その「非常村上」達の数は知る由もないが、「ノルウエイの森」は100万部、「海辺のカフカ」は26万部、翻訳作品は27編・・・・・・。10万部売れればベストセラーといわれる中国の出版業界で、村上作品の伝説的なブームは続いている。

ファンの多くは「中産階級」と呼ばれる高所得のホワイトカラーだったが、現在は学生や大学教授にも愛読されているという。「世界を認識する視点と方法を提供してくれた」、「溢れるほどの清潔感、透明感と国際感覚も受け入れやすい」と絶賛の声が絶えない。「精神的に飢えている都会人は村上文学から必要な栄養素を吸収することができる」と日本文化には冷たかった評論家も賛辞を惜しまない。

文化交流の効果は計り知れない。

コラムニスト 文 彬 070331bun
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最終更新日 2011-08-20

 

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