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月例研究会の講義記録・オンデマンド配信

内容の紹介

タイトル
中国労働市場の変化
日付
07年02月21日
種類
月例研究会
概要
無尽蔵の労働力があるかのごとに言われてきた中国の労働市場に大きな変化が生じている。日系製造業の間では、内陸部に工場を移転しても、そこにも人がいないという状況が日常的に発生している。当然ながら人件費は上昇の一途、特に今年に入ってからの地方での上昇は激しい。一方で政府の政策も労働者保護、労働者の福利、待遇の向上に本格的に力点を置き始めており、社会保険の企業負担分の徴収強化など、企業に対する圧力を強め始めている。こうした流れを受けて、中国の労働者の権利意識は急速に高まっており、労働紛争の発生も年々増加している。

このように中国の労働市場を取り巻く動きは急激に変化しており、改革開放以来、中国の経済成長を支えてきたモデルに大きな変更を迫っている。現場の企業の声や各種のデータをもとに中国労働市場の最近の変化について報告する。
オンデマンド
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レジュメ
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担当者の紹介

所属
組織
BHCC Brighton Human Capital Consulting (Beijing) Co.,Ltd. 
肩書
パートナー
氏名
田中信彦
紹介文
1983年早稲田大学政治経済学部卒。新聞社記者などを経て、株式会社リクルートの中国プロジェクトや大手カジュアルウェアチェーンの中国事業に参画するなど、90年代初頭から「中国」と「人材」をテーマにコンサルティングや執筆活動などを行っている。亜細亜大学大学院アジア・国際経営戦略研究科(MBA)非常勤講師(日中人事・労務比較論)。2001年から上海在住。

中国、日本における講演多数。NHK「クローズアップ現代」に出演、中国の人事・教育問題を解説。
著書に『人事・採用の基礎知識-中国編』(リクルート)、『中国で成功する人事、失敗する人事』(日本経済新聞社)、『日本人が知らない「普通の中国人」の私的事情』(講談社)など。『週刊東洋経済』に署名コラムを執筆中。ビジネス情報サイト「wisdom」の連載コラム「深層中国」は毎回数万のアクセスがある。