月例研究会の講義記録・オンデマンド配信
内容の紹介
タイトル |
中国進出企業の再編ー 生産型企業の再編例 |
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日付 |
06年11月30日 |
種類 |
月例研究会 |
概要 |
対外開放から27年、外資導入に大きな成果を収め、今や世界第一の外貨準備高を手にした中国は、外資導入で生じたひずみの修正や投資優遇政策の調整を始めた。今年3月公表の「労働契約法」・最低賃金の引上げなどの社会保障の健全化や、全人代立法計画中の産業別企業所得税への統一などの動きである。一方、外国出資会社は、豊富な低賃金の労働力・外資優遇政策によるコストダウンや巨大市場をもとめ、現地法人企業を設立し運営して来たが、決して平坦な道ばかりではなかった。
今回の講義は、既設の現地法人企業が、変化する投資環境や外資導入政策の動きに対応するため行なってきた企業再編について、その要因と対応、許認可プロセスや問題点などを紹介する。 再編ケース: 1.華南地区における来料加工から現地法人企業化。 2.合弁企業から独資企業への企業形態の変更と増資。 3.企業の分割と持分譲渡。 |
オンデマンド 配信 |
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レジュメ ダウンロード |
担当者の紹介
所属 組織 |
セイコーインスツル株式会社 総合企画本部 |
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肩書 |
社長特別補佐 |
氏名 |
辻野節男 |
紹介文 |
天理大学中国語学科卒業。1971年2月第一次関西学生訪中団に参加し、約一ヶ月にわたり、文革の熱冷め遣らぬ中国主要各地を訪問。72年に中国専門商社太陽交易(株)入社後、時計・医療器械・電子機器などの対中輸出をはじめ、時計製造設備・技術の移転、部品委託加工など一貫して中国ビジネスに携わる。1981〜82年に北京、1985〜86年に上海とそれぞれ駐在事務所所長を歴任。1989年に現在の会社に入社。中国室課長を担当、現地法人企業の設立運営、合弁からの独資化を実施、2005年から現地法人企業分割と持分譲渡など中国の対外経済貿易の進展に沿ったビジネスパターンを現場サイドで実施。日本国際貿易促進協会「中国産業別概況1993年ー時計工業ー」を執筆担当。役員補佐グループ。 |