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月例研究会の講義記録・オンデマンド配信

内容の紹介

タイトル
①第二の時代に進む中国消費市場と日系企業の市場戦略 ②MR活動で中国マスコミに本当のシンパを作る!
日付
07年09月28日
種類
月例研究会
概要
第一部:「第二の時代に進む中国消費市場と日系企業の市場戦略」
-いかにしてマーケティング情報を集めるか-
時 間:14:00~15:30
講 師:徐向東 株式会社中国市場戦略研究所 代表取締役
概 要:欧米企業と韓国企業は中国の消費者を徹底的に研究しブランド力と販売シェアの向上にしのぎを削っている。P&Gは、頻繁な定性調査で消費者ニーズを的確に把握し、素早くに実行に移すことによって、中国で6割以上のシェアを獲得。日本企業も今後、中国市場の調査・分析にますます注力する必要があろう。

中国の統計年鑑の数字はあくまでも平均値であるため、日本企業はターゲットになる中間層と富裕層の研究・分析を自ら行う必要がある。定量データに拘るだけでは中国を見えてこないため、記事検索、専門家ヒヤリング、消費者調査を総合する上で自ら仮説・検証を行うがなによりも重要である。ここで注意しなければいけないのは、日本と同様の精確さを待つと、巨大市場でチャンスを失うため、実行力は必要とされる。

本セミナーは、中国で正確な情報を得るためには、中国を理解した上でのマネジメントの能力について議論する。

第二部:「MR活動で中国マスコミに本当のシンパを作る!」
時 間:15:45~17:15
講 師:堅田勝伸 共同拓信公関顧問(上海)有限公司 董事副総経理
概 要:ここ数年の中国への日本企業進出や投資の増加は目覚しく、2008年の北京オリンピック、2010年の上海万博に向けて、ますます盛んになることが予想されます。一方で、中国における日系企業を取り巻く課題も多く、単なる文化の違い、ビジネス慣習の違いだけに留まらず、広報体制の未整備、中国マスコミとの希薄な関係などのコミュニケーション活動不足に起因した問題に直面するケースも増えています。

中国国民の消費意識が向上しつつある今日、品質問題・民族感情問題などは日系企業が特に留意しなければならない点かもしれません。中国全土で事業を円滑に運営していくためには、危機発生時に備えた日頃からの広報活動は重要です。

こうした現状に鑑み、今回のセミナーでは、日系企業が中国でとるべき広報活動について考察をすすめていきたいと思います。

第三部:質疑応答
時 間:17:15~17:30
オンデマンド
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レジュメ
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担当者の紹介

所属
組織
株式会社中国市場戦略研究所 
肩書
代表取締役
氏名
徐 向東
紹介文
中国大連生まれ。北京外国語大学講師を経て、文部省奨学金で来日、立教大学博士課程卒業、博士号取得後、一貫として日本企業向けに、中国での市場調査やマーケティング戦略のコンサルティングを携わっている。日経リサーチ主任研究員、首席研究員、上海事務所総監、キャストコンサルティング代表取締役社長などを経て、2007年から現職、その間、日本労働研究機構〔現、独立法人・労働政策研究・研修機構〕研究員、中央大学、専修大学の講師も兼任。

2003年2月17日日経新聞経済教室欄に「中国“新中間層”の台頭」を発表。消費市場としての中国新中間層への注目を日本で始めて提起。2006年8月に『中国で「売れる会社」は世界で売れる――日本企業はなぜ中国で勝てないのか』(徳間書店)を出版。
所属
組織
共同拓信公関顧問(上海)有限公司 
共同PR株式会社 開発局中国室室長
肩書
董事副総経理
氏名
堅田勝伸
紹介文
1995年共同ピーアール株式会社入社。各種メーカー、地方公共団体などのPR担当を経て2004年より中国合弁会社に出向。北京、上海の両地で日系企業のPR・広報活動をサポート。2006年11月、共同PR株式会社100パーセント資本のPR会社、共同拓信公関顧問(上海)有限公司の設立に参画し現在に至る。