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国際シンポジウムの講義記録・オンデマンド配信

内容の紹介

タイトル
発展する中国IT市場と求められるグローバル経営
日付
12年05月25日
種類
国際シンポジウム
概要
 中国のIT市場の規模は、米国、EUに次ぐ世界第3位のポジションにまで拡大しています。2011年の業界売上は前年比16.03%増の1兆1,856億元(約16兆円)に到達。その規模はすでに日本を上回っています。2012年も同様の高い伸び率で成長し、その勢いは留まることはありません。

 昨年から始まった第12次五カ年計画(2011年~2015年)においても、次世代情報技術(IT)産業を中心とした七つの戦略的新興産業の発展を後押しすることを決定するなど、中国のIT市場は確実な規模の拡大に加えて、その技術水準を高めていくことが考えられます。

 一方、中国の消費市場について見ると、中間所得層の大幅拡大を受けて、日系の流通業や小売業等の進出が加速しています。成長市場の恩恵を受けるためには、スピーディーに市場に参入して、市場(顧客)の生の声による効果検証を行い、顧客ニーズにマッチした商品・サービスを提供することが肝要であり、中国においては、日本の成熟市場とは異なる成長市場ならではの観点で、IT戦略の構築が進められる必要があると考えられます。

 また今後は、中国国内市場の拡大と中国経済がアジアや世界との関係が一層深まることによって、これまでとは異なる「グローバルな視点」から中国市場を捉え直すことが求められると考えられます。そこでは単なるビジネスモデルだけでは突破できない“グローバル経営”という、日本企業が欧米系企業と比べても経験値が低い、非常に大きな課題を克服する必要性が認められます。

 今回の国際シンポジウムでは、政策から判る政府投資ポイントとそれによるIT関連のビジネスチャンス、中国でビジネスを行う際のIT構築の考え方を十分に理解し、合わせて中国におけるIT市場の今後の予測をご紹介します。次世代情報技術産業の発展によって動いていく中国経済や消費市場の方向性を見極め、自社のグローバルビジネスの中期事業計画や戦略策定の一助としていただければ幸いです。

【プログラム(使用言語:日本語・中国語→同時通訳あり)】

14:00-14:10 開会の辞
        早稲田大学 ビジネススクール 教授
        「日中ビジネス推進フォーラム」 代表 遠藤 功
14:10-14:50 基調講演Ⅰ
        「中国ICT市場の現状とビジネスチャンス」
        賽迪顧問股份有限公司 副総裁 孫 会峰
14:50-15:30 基調講演Ⅱ
        「グローバルな視点から見た中国ITビジネス」
        株式会社NTTデータ経営研究所 代表取締役社長 豊田 充
 
15:30-15:50 コーヒーブレイク

15:50-17:00 パネラープレゼン
15:50-16:00 「日本のIT企業は今、中国に土俵を拡げよう」
        株式会社BCN 代表取締役 奥田 喜久男
16:00-16:10 「グローバル・プロジェクトを成功に導くには」
        株式会社NTTデータ経営研究所
        グローバルコンサルティング本部長 山上 聰
16:10-16:20 「国産ソフトウェアプロダクト、世界中国市場への挑戦」
        インフォテリア株式会社 代表取締役社長 平野 洋一郎
16:20-16:30 「中国におけるコンビニエンスストアの展開とITのあり方」
        羅森(中国)投資有限公司 IT総部 総監 門脇 浩彦
16:30-16:40 「スマートフォンを利用した中国での交通安全支援」
        リムライン(上海)商務諮訊有限公司 総経理 石田 浩
16:40-16:50 「中国におけるモバイル関連ビジネスの可能性」
        都客夢(上海)通信技術有限公司 董事総経理 本間 雅之
16:50-17:00 「日本にIT企業の中国再挑戦~どう戦うべきか」
        日本経済新聞社 編集委員 後藤 康浩

17:00-17:45 パネルディスカッション
        モデレータ:日本ベンチャー学会 理事 柳 孝一

17:45-17:50 閉会の辞
        「日中ビジネス推進フォーラム」 事務局長 朱 偉徳

18:00-20:00 懇親会(立食式)

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